〜 カフェオレ屋台奮戦記 〜



プロローグ:エピソード2 「マダガスカル・コーヒー」


「やっぱさぁ、彼女とかいないと、日曜ってヒマじゃねぇ?」
こんな会話が飛び出したのは、今年の夏の終わり頃。
会話の相手は、後にカフェオレ屋台の相棒となるダイ。

ダイは、ナイナイの岡村、デンジャラスのノッチ、パンチ佐藤の
系譜の顔を持つ男前のくせに、いつも「女?面倒くせぇ」って理由で
8年も彼女を作らないクールなんだか、ズボラなんだか分からない男。
同じく彼女イナイ歴7年のスゴ腕を持つボクの弟(アニのHNの由来!)
と10年来の蜜月の時を過ごしていたが、春先に弟に遂に彼女ができて、
その関係に若干の変化をきたしていた時期である。
くしくもボクの方は、弟と入れ替わるように、ネバーエンディングだと信じていた
10年の付き合いの愛すべき彼女に愛想をつかされて、放心状態となり、
酔っ払ってかろうじてバランスを保つ、典型的な心の自転車操業の日々を送っていた。
そんなダイとボクとは、
「ダメ・ライフ万歳!人生遠回り!自分大好き!」
っていうベクトルで意気投合して、初夏には毎週飲んでは「いかに生きるか!」
っていう大それたテーマについて語り合う関係に。

「あぁ、ヒマだな。なんかやる?」
「オレ思うんだけど、時代的にさ、やっぱ屋台じゃねぇ?」
「いいねぇ、それ。でもさ、何売るの?」
「………う〜ん。」
かなりの無気力&適当な、ダメ・トークの連発。
旧モラトリアム世代の本領発揮。安達哲大好き!

日は変わって、2000年8月某日。
カズのおかん主催の韓国料理パーティに招待されて、表参道のおかんの店に
ヒロキと遅れて到着すると、豪勢な韓国料理の数々がボクらを待っていた。
絶品の本格的韓国家庭料理の数々。あの肉の味を思い出しただけでも…
ハッ?!ヤバイ、よ、よだれがぁぁ〜!!
って、かなり話はそれてるんだけど、そのパーティにはゴーゴーファイブで
ゴーグリーン役を演じていたカズの友達の原田篤君も来ていたんですよ。
で、丁度その日は、原田君が出演した「世界ウルルン滞在記」のオン・エアの日で、
なんと出演した本人の解説を聞きながら、テレビ観賞なんつー超VIP待遇。
番組は、マダガスカルのヒラガシっていう、旅芸人の一座に弟子入りするって内容。
詳しく知りたい人は、コチラをクリック。
ヒラガシのダンスも本当にスゴかったんだけど、マダガスカルのライフ・スタイルなんて、
全然想像もつかないモノばっかりだったから、原田君はみんなから質問責め。
で、エピソード1で書いたように、究極の3時のコーヒーを目指してたボクが聞いたのが、
「ねぇ、マダガスカルとかって、やっぱコーヒーの淹れ方とか特殊なの?」
「うん、コーヒーの淹れ方は変わっててねぇ、すり潰した豆を米と一緒に煮るんだよ。」
「ええっ?マジで?米と一緒なの?…それ、おいしいの?」
「うん。ボクはコーヒーには結構うるさいんだけどね。おいしいよ。」
そこでボクの頭の中では、ついこないだのダイとの会話を思い出した!
で、スグに出てきた言葉が、

「オレ、そのコーヒー屋台で売りたい!」

帰宅したボクは、噴出すアドレナリンを抑えつつダイに電話。
「ダイ!屋台で売るもん決まった!マダガスカル・コーヒー!
      これからは、シアトル系じゃねぇ!アフロ・スタイルだ!」
「おっ!いいねぇ、それ。オレ、コーヒー飲めないけど…」
「ダメじゃん!」

日曜のヒマ潰しから始まった屋台計画、前途多難…






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