〜 カフェオレ屋台奮戦記 〜



風雲編:エピソード6 「屋台制作」


悪夢の保健所訪問で『屋台は無理だけど、喫茶店営業なら可能かも!』
っていうフニャフニャの手応えを掴んだカフェオレ屋台計画。
しか〜し、ボクらの前には、依然として深くて長くて暗い川が横たわっていた。
そう、それは『喫茶店営業許可申請には、図面がいるらしい』っていう事実。

「図面どうする?アニィ、一応建築学科卒じゃん。パパッと書いちゃってよ。」
「おいおい、そんなに気楽に言うなって…でもさ、肝心の屋台っつーか、
      カウンターのサイズとか場所とか決まってないじゃん?」
「だな。とりあえず、どうなるか分かんねぇけど、屋台から作り始めるか!」
「オッシャ!なんかヤル気出て来たわ。明日早速トンカチ(日曜大工店)行こうぜ!」
「ッシャ!んじゃ、明日は朝9時集合だな!」

12月某日の日曜日。PM2:00。
ふぁぁ〜良く寝た…って、もう2時じゃん!
日曜の1週間で一番気持ちいい寝起きのゴロゴロタイムをスッとばして、
ボクは目覚まし時計をわし掴みにしてガバッと起き上がった。
そのまま、『朝起き次第電話してくれ。』って頼んでおいたダイに苛立ちを
覚えながら早速電話。
頭の中では、もちろんダイの『明日は9時集合』って言葉がリフレイン。

「もしもしダイ?なんだよ!朝起きたら電話くれ、って言っといたじゃん!」
「はぁ?朝起きたら電話する、ってアニィが言ってたんじゃん!」
「………。」
「………。」

寝起きの超不機嫌トークは早々と切り上げて、ボクはクルマでダイをひろって、
そのままトンカチへ直行。
日曜の昼下がりのトンカチは、横浜市内の日曜大工ファンで大盛況。
『ほほぅ、日曜大工っつーのは結構市民権を得てんだな。』なんて妙に感心
しながら店内に入ると、そこはオモチャの山だった。
『やっぱさ、グラインダーはデンソーだよな。』なんて、興奮と知ったかの
入り混じった会話に飽き始めると、ボクらはようやくお目当ての木材売り場へ。
木材売り場には、もの凄い種類の材質と寸法の木材がズラっと揃っているし、
木材の接合に使おうと思ってた金物売り場には、使い方すら良く分からない
金物がゴロゴロ転がっていて、ボクらはメダパニ級に混乱させられていた。
ダイは過去に材木店でのバイト経験があるって言ってたのに…

「やっぱさ、屋台作るのも屋台の図面書いてからの方がいいんじゃねぇ?」
「そうかなぁ…」
「だよ。アニィ一応建築学科卒なんだからさ、パパッと図面書いちゃってよ。」
「ノー!図面なんかいらねぇ!」
「えっ?」
「事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってるんだ!」
「(ダイの絶叫再現音声はココをクリック)」

どうなる?踊るカフェオレ屋台。大声は近所迷惑です。
 
 
 
 
 
  今回のダイの絶叫を聞くには、リアルプレイヤーが必要です。






Copyright (C) okayamakazunari.net ,2000 All rights reserved