〜 カフェオレ屋台奮戦記 〜



風雲編:エピソード7 「屋台制作 その2」


 キーワードは、『アフリカ』『ポップ』『組み立て式』『激安』。
 
ダイの屋台図面の提案を、パクリの名台詞で却下したボクらには、
図面どころか完成予想図もナシ!まさにゼロ・スタイル(パクリ)
絶叫から数分後、ようやく冷静さを取り戻したボクらの頭の中では、
気が付けばアントニオ猪木様の名台詞『道』のワンフレーズがリフレイン。
 
『踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる。
        迷わずいけよ。行けばわかるさ。ありがと〜っ!』
 
猪木様、あなたは最高です!
一足も踏み出さずに難しいコト考えて迷っていたボクらは、この一言に猛省。
猪木様、申し訳ありませんでした。ボクらに愛のビンタを!
 
とにかく、時間も時間だけに、今日のところはとりあえず屋台のベースとなる
フレームだけ作るコトにしたボクらは、おあつらえ向きの木材を探して店内を物色。
「オイ、木材って高いな。」なんて、ブツブツ呟きながら、店から出ると、
店の軒先の端の方の暗がりで、『6cm×6cm×180cm 角材 780円』って表示を発見。
木材選びにもう飽き飽きしてたボクらは、
『運命…』なんて意味深な言葉を呟きながら、当然即決。
木材が決まれば、次のターゲットは、柱と梁を継ぎ合わせるためのL型金具。
1コ250円なんてゴージャスな逸品もあったけど、『激安=正義』のベクトルで
生きるボクらが選んだのは当然5コ300円の頼りない一品。
以上で本日の買い物終了。
 
180cmの角材をどーにか車に詰め込むと、ボクらは作業場となる自宅の駐車場へ直行。
当然、寝坊&遅刻のツケで、自宅に到着した頃には、あたりは完全にダークネス。
「イメージ的には、ガレージで徹夜の方がカッコいいのに。でも、明日仕事だしな…」
なんてサラリーマンの悲哀を感じさせるトークをさせながら、遂に念願の屋台制作スタート。
チャンピオンシップ第1戦の翌日にも関わらず、横浜Fマリノスのカズ(岡山一成)も
気分転換に飛び入り参加して、コレがカフェオレ屋台の記念すべき第一歩!
んで、コレが作業風景!
 
 
「ねぇアニィ、なんかコノ金具グニャグニャしてんだけど…」
「ノープロブレム!それは耐震設計!柔構造ってコト!」
「ねぇアニィ、角材の角が割れて、欠けちゃった…」
「ノープロブレム!それは軽量化だ!持ち運びに便利!」
「ねぇアニィ、ネジの山潰れちゃった!ナグリ(金槌)で打っちゃっていい?」
「ノープロブレム!ナグリはストレス発散に最適!サラリーマン必須!」
 
なんて、左脳を経由してないニュアンス・トーク連発で作業すること3時間。
ついに「今日のお題」の屋台のフレームが完成!当然記念写真。カシャッ!

 
 
「チョット待った!そのフレームメチャ曲がってんじゃん!」
*注:写真の点線が、ボクらの屋台の本当の姿!


デジカメのファインダー越しに目玉が飛び出る程ビックリしたボクは、
ツカツカとフレームを持ったダイに近づいて、無言で木材をメジャーで計測。
その結果。なななな、なんと一本だけ175cmのヤツが混ざってやがる!
こんなコトってあっていいのか!もう一度、声を大にして言っちゃう。
こんなコトってあっていいのかぁぁ!!!

……もう、大人なんて信じない。
……もう、誰も信じない。
……もう、学校なんて行かない。
……もう、恋なんてしない。
なんて、ボクらの不注意を他人のせいにした逃避行の末、ようやく現実復帰。
 
「…どうする?コレ一本だけ外して接木する?それとも他の3本切る?」
「う〜ん、………撤収!」
「だな。また来週!ンガックック!」

パクリ天国!カフェオレ屋台。3歩進んで2歩下がる。






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