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PEOPLE RINGING UP MAKING OFFERS FOR MY LIFE BUT I JUST WANNA STAY IN THE GARAGE ALL NIGHT みんなが心配して電話で色々言ってくれるけど、 ボクはただ一晩中ガレージに居たいだけなんだ。 (The Clash "Garageland") 12月某日。この日は屋台制作に備え2人揃って有休休暇。 にも関わらず16時起床。リストラ候補ナンバーワン! 目覚まし時計が示す『4時』って時間を見て飛び起きたボクは、窓の外の夕陽を見て萎えたテンションでダイに電話。 「おはよ。ダイ。今日どうする?作業するだろ?」 「おはよ。アニィ。有休取ってんだし当然。」 「オッケー!んじゃ、速攻で秘密基地集合!」 『即集合!』の合言葉にも関わらず、ボクらの秘密基地の駐車場に集ったのは19時過ぎ。 当然とっぷりと日も暮れていて、駐車場は既に真っ暗。 おまけに12月末の夜はシベリア級の極寒状態。もちろんシベリアなんて行った事ナッシング! 『今日はバナナさえ買って来れば、トンカチいらねぇな。』なんてコトを考えながら、あまりの寒さで無口になったボクらは、一言も喋らずに黙々と屋台制作作業開始。 もちろん作業のための照明は、クルマのヘッドライトのみ。 カーステレオからBGMとしてフルボリュームで流れるのは、屋台制作のテーマソング The Clashの名曲『ガレージランド』!のハズが、ダイの選曲で何故か広末涼子の新曲『果実』。 ![]() そして作業開始から1時間経過。遂に、あまりの寒さにキレたダイが口を開いた。 「寒い!寒すぎる!駐車場で作るから寒いんだよ!体育館とか借りれねーのか?」 「バカ!ガレージでやるから意味があるんじゃねーか!」 「なにっ?!」 「アップル・コンピュータもクラッシュも全てはガレージから始まったんだぞ!つ・ま・り、ガレージ=大成功!」 「そうか!超感動!…でもさ、今日は寒いから明日にしない?」 「当然賛成!」 珍しく意見がガッチリ一致したボクらは、デビッド・カッパーフィールドのマジック・レベルの早業で制作途中の屋台を片付けると、いつものバーにその足で直行。 そして、仕事を有休取って休んでることも、1時間しか作業していないコトも忘れて、 『一仕事終えた後のビールは最高!』なんてサラリーマン・スイッチ全開でアルコール・パラダイスへ突入。 そして……ZZZZZZZ。 翌日、珍しく午前中に起床することに成功したボクは、電話でダイを叩き起こし、『早起きは三文の得って言うしな。なんか今日はいい事ありそうな予感!』なんて、おばあちゃん子丸出しの発想で、上機嫌のままいつもの駐車場に集合。 今日こそは、BGMにテーマソングの涙の名曲『ガレージランド』! のハズが、今日のダイの選曲はMISIAの『エブリシング』。 というワケで、ラヴ・ムード全開のまま屋台制作作業リスタート! この日のテーマは、屋台の全面と後面のジョイント部分と屋根の制作。 組み立て式屋台のパーツが一つ一つ出来て行くのを見て、ガンガンテンションが上がっていったボクらの手の動きは、自然と少しづつスピードアップ! そして作業開始から4時間程経過した頃、 『オッシャ!完成〜っ!組み立ててみようぜ!』 手にしていたトンカチやドライバーを放り投げたボクらは、夢中になって組み立て作業に突入。 そして、組み立て作業に没頭して数分後、遂に屋台の原型が完成。完成写真はコレ! 初公開!ドーーーーーーーーーーン!!! ![]() 「………。」 「………。」 「…な、なんじゃ、コリャ?!」 「…こんなハズじゃ…こんなハズじゃ…こんなハズじゃ… こんなハズじゃないんだ〜〜〜っ!ノォ〜〜〜ッ!!!」 組み上がった屋台のあまりのショボさに愕然としたボクは、絶叫しながら現実からの大脱走。 夕陽に向かって猛ダッシュ!飛び出せ青春カフェオレ屋台。今日の涙はレモン味。 |